「スカイライナー」青砥停車を正式化 京成ダイヤ改正 昼間の本線特急は「快速」に変更

京成電鉄は2022年2月26日(土)にダイヤ改正を実施し、昼間時間帯の運転体系変更、深夜時間帯の利便性向上などを行います。

青砥駅に到着する京成スカイライナーAE形電車(nozomi500/写真AC)
青砥駅に到着する京成スカイライナーAE形電車(nozomi500/写真AC)

「スカイライナー」は現在、一部の列車が青砥駅に臨時停車していますが、改正後は正式なダイヤとしての運転となります。現行ダイヤでは昼間時間帯は青砥駅に80分間隔で停車していますが、改正後は60分間隔の停車となり、押上駅・都営浅草線・京急線方面からの成田空港アクセス向上が図られます(運転時刻は下表を参照)。正式停車化と同時に、青砥駅を発着するスカイライナー券はチケットレスサービスでも購入できるようになり、2022年1月26日(水)から前売り発売が開始します。また、2月26日(土)からは駅のライナー券売機でも購入できるようになります。なお、青砥駅から上り京成上野駅方面スカイライナーへの乗車はできません。

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成田空港駅発の上りスカイライナー最終列車は運転時刻が繰り上げられ、深夜時間帯におけるスカイライナーの運転間隔が30分に統一されます(運転時刻は下表を参照)。この時間帯はLCCの深夜到着便の利用者があり、わかりやすいダイヤによる利便性向上が図られます。これに伴い、上り「アクセス特急」最終列車の運転時刻が繰り下げられます。そのほか、平日の朝通勤時間帯に北総線経由で運転している「臨時ライナー」は、時刻変更の上で当分の間、運転が続けられます。

【時刻表で解説】京成 2022年2月26日(土)ダイヤ改正

一般列車では、生活様式の変化に伴う利用状況を踏まえて運転本数の見直しや一部の列車の行先・種別変更が実施されます。

昼間時間帯に40分間隔で京成上野駅〜成田空港駅間を京成本線経由で運転している「特急」は、ダイヤ改正後は「快速」に種別が置き換えられ、特急通過駅の利便性が向上します。京成上野駅発着の「快速特急」と、都営浅草線直通の「アクセス特急」は青砥駅または京成高砂行で接続し、一般列車利用による成田空港アクセスの速達性は乗り継ぎにより確保されるかたちとなります。

また、平日の夜間時間帯に都営浅草線方面から京成成田駅方面へ運転している「快速特急」は、一部の列車が「特急」に種別変更され、京成佐倉駅以遠の各駅へ乗り換えなしで利用できるようになります。

深夜時間帯では、成田空港駅発・宗吾参道駅行の列車が23時台に1本増発され、成田空港勤務者を中心とした利用者の輸送が強化されます。成田空港駅発の上り京成高砂駅行最終列車は種別が「快速」から「普通」に変更され、これまで通過していた京成津田沼駅〜京成高砂駅間の普通列車停車駅も利用できるようになります。この列車は京成高砂駅で都営浅草線方面最終列車と接続するため発車時刻が繰り上げられ、芝山千代田駅発・京成成田駅行の上り列車についても最終列車との接続のため運転時刻が繰り上がります(運転時刻は上表を参照)。